準備するもの ミョウバン水原液の作り方 ミョウバン水の作り方
ミョウバン水の基礎知識(今井龍弥 医師 弁)
”肌を引き締め、汗を抑える夏の強い味方”。これがミョウバン水です。
皮膚の最表層を表皮角質層と言いますが、その角質層の表面は極めて薄い皮脂膜で覆われています。
皮脂腺から分泌され、毛穴から表皮表面に出てくる皮脂(油)と、汗腺で分泌され、
汗口から皮脂表面へ出てくる汗(水)が程よく混ざり合ってできるのが皮脂膜です。
この皮脂膜は、外界からの刺激が直接からだの内部に達するのを防ぐ役割があります。
が、皮脂が多く分泌されすぎると、顔がてかてかしたり、脂ぎってしまったりします。
そんな時には、ミョウバン水を試してみてください。
ミョウバンは食品添加物として漬物やベーキングパウダーに使用されています。
このミョウバンには、殺菌作用や制汗作用(汗を抑える作用)、収斂作用があります。
収斂作用は、肌を形成しているたんぱく質を変質させ、緻密な保護膜を作って肌を引き締める作用です。
汗が抑えられると、皮膚の表面が過剰に湿ることがなくなり、
さまざまな細菌類の増殖を抑えることができます。
脂性の人の中には一日に何度も洗顔料で洗顔する人がいるようですが、これは反って逆効果です。
水やぬるま湯で洗顔後、ミョウバン水を付けたほうがスッキリします。
―――――――――――――――――――――――――――――『ゆほびか』2000年6月号より抜粋
この2年、私は基礎化粧品として美肌水を使っています。
しかし、夏になると、皮脂の分泌が活発になるため、顔がてかてかに。
グリセリンを減らしたり、水で薄めたりして使ってきたのですが、今年のように暑い日が続くと
べたついて気持ち悪くなりがちです。
そこで、最近、このミョウバン水を併用して使い始めました。
私の場合、今のところ、何のトラブルも起きていません。
【Asama流ミョウバン水をとり入れた夏のお手入れ】
(1)洗顔後、グリセリンの量を減らした美肌水をつけます。(単に、美肌水を水道水で薄めて使っても良い。)
(2)そのあとに、ミョウバン水をつけます。
(3)−朝
私の肌は紫外線に大変弱い為、毎朝、市販の日焼け止め美容液(SPF16〜20程度)をミョウバン水の後、塗っています。
普段は、ノーメイクですが、化粧をする場合は、この美容液を下地代わりにしてファンデーションをつけています。
(3)−夜
夜は、ミョウバン水の後、市販の美白美容液(グリチル酸配合)をつけ、日焼けによる炎症を抑えるようにしています。
準備するもの
◎焼きミョウバン
食料品を扱うお店の漬物用食品のコーナーにあります。50〜60g入のもので100円程度です。
※生ミョウバンでも構いません。
◎空き容器
ミョウバン水の原液を作るためのものと、その一部を薄めて肌に合ったミョウバン水を作るためのものを用意します。
原液用は、1.8Lのペットボトルで十分です。
薄めて作ったミョウバン水は肌に吹き付けると良いので、容器には、アトマイザーのような噴霧器タイプが便利です。
いずれも、水で良く洗ってから使用してください。
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ステップ@ 焼きミョウバン 50g (生ミョウバンならば75g) 水道水 1.5リットル 空き容器 (ペットボトル等) を用意する。 |
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ステップA 水道水を1.5リットル入れます。 ※容器に目印をつけておくと、後で便利です。 |
ステップB 容器のふたを取って、焼きミョウバン50g(生ミョウバンならば75g)を入れます。 ※ステップAとステップBは、順序が入れ替わっても構いません。 |
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ステップC ミョウバンはすぐには溶けません。 涼しいところで、そのまま2〜3日放置してください。 ミョウバンの結晶が溶けきって、液体が透明になったら、 原液の出来上がりです。 |
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ステップD 容器に『ミョウバン水原液』と書いたラベルを貼っておけば、 他のものと間違える心配がなく、安心です。 |
ミョウバン水の作り方
ミョウバン50gを水道水1.5リットルで溶かしたものをミョウバン水原液と呼んでいます。
この原液を20〜50倍程度の水道水で薄め、肌に塗ります。
アトマイザー等で、顔に吹きかけてもよいでしょう。
(ミョウバン原液も涼しい日陰で保存してください)
また、かぶれや痛みが生じた場合には、すぐに使用を中止してください。
ミョウバン水原液の簡単な薄め方
@コップ1杯(200cc程度)の水道水を用意します。 |
Aペットボトルのキャップ1杯のミョウバン原液を@に加えます。 |