信州上田 甲斐犬 大門犬舎












甲斐犬の体型及び特徴
      (甲斐犬愛護会より)

甲斐日本犬はいわゆる鹿犬ないし猪犬型の系統に属するものなるも概ね鹿犬型にして

・肩高は一尺三寸至一尺七寸
・体重は三貫乃至六貫
・耳及び吻は稍長く
・口膣は黒色を呈し舌に黒斑あ るもの少なからず
・四肢は強健にして飛節能く発  達し
・尾は差尾又は巻尾
・毛は粗剛なり
・而して外見野性味を帯ぶ


四肢強健にして飛節特に能く発達し、跳躍力疾走力に富むこと及び毛は粗剛にして概ねいわゆる虎毛なることは、甲斐日本犬の二大特徴としてこれを挙示するに憚らざる処にして、本犬を措きて殆ど其の例なかるべし。

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甲斐日本犬保護の必要
     (甲斐犬愛護会より)

甲斐日本犬保護の必要敍上の如く甲斐日本犬殊に虎毛犬は、他に比類なく貴重なるに拘らず、現在するもの極めて少なく今や殆ど絶滅に近からんとす。
民間同志これを憂え甲斐日本犬愛護会を組織して本犬を蒐集し、これを会員に頌ちて愛育保護の任に当たらしめ、その保護繁殖に努むと雖も、元より微力にして所期の目的を達成するに十分ならず。
これにくわえて近時日本犬流行の風潮に乗じひたすら利殖を念とし他に移出して散逸せしめ、遂に本犬が絶滅するに到ることあるべきを意に介さざるもの少なからず。
事態斯くの如くにしてなお推移せんか、甲斐日本犬殊に虎毛犬の絶滅の日近かるべきを憂慮するのあまり敢えて甲斐日本犬を天然記念物として御指定あらんことを申請する所似なりとす。


「甲斐犬愛護会会報より抜粋」

甲斐犬について


甲斐犬の標準 (甲斐犬愛護会より)


 本質及び外貌=性徴良く表し、素朴にして沈着勇猛性を備え、行動軽快にして、敏捷迫力があり
                      特に帰家性強く、一代一主的傾向が強い。
                   表毛剛直にして綿毛は密であり、蓑毛を有する。
                   毛色は、黒虎毛、中虎毛、赤虎毛の三つに分類される。
                   体型的には猪型、鹿型がある。
                   体高はほぼ40〜50cm  
  


 耳=適度に厚く三角形をなし形良く前傾し、耳の間適度な広さを有し、耳の線緩みなく、
       他の日本犬種より、やや大きめである。
 目=やや三角形にして、虹彩暗褐色を呈し、毛色により多少の濃淡あり。
 口吻=口唇良く締まり色素よく、歯牙強靭、噛み合わせ正しい。
 頭蓋=額広く額段適度に落ち込み、頸部適度な太さと長さを有し、緩み無きもの。
 背腰=背線直にして、腰力強く締まっている。
 胸腹=胸深く、腹部適度に引き締まる。
 尾=尾は太く力強い差し尾又は巻尾で、長さはほぼ飛節に達するものとする。
 四肢=強健にして飛節特に発達し強固にして且つ跳躍力、疾走力に富む。

 文部省天然記念物指定告示の添え書き
    主トシテ山梨県下ニ飼育セラルルモノニシテ中北系日本犬ニ属スルモノナリ中型ニシテ四肢強健
       飛節良ク発達シ毛粗剛ニシテオオムネ黒色及茶褐色ノモノ相半シ虎斑ヲ呈ス