全編に流れる美しいピアノの旋律が絵画的な映像美を盛り上げ
SFとラブ・ファンタジーの融合を見事に実現した名作

クリストファー・リーブ:(「スーパーマン」)
ジェーン・シーモア(「007/死ぬのは奴らだ」)の出演作品。

監督:ヤノット・シュワルツ
原作・脚本:リチャード・マシスン
音楽:ジョン・バリー
このページのBGMはジョン・バリー作曲「ある日どこかで」メイン・テーマです

舞台は1972年5月ミルフィールド大学
脚本家志望リチャード・コリアーの処女作上演後のパーティー会場。
成功を喜ぶ彼を会場の隅からじっと見ている上品な老女が一人いた。
誰も知らないその老女がゆっくりとリチャードに歩み寄り
「帰ってきてね」の言葉と共に懐中時計を手渡す。
彼女はグランド・ホテルの部屋に静かに戻る。
満足げな表情の、その瞳には涙が・・・・。



舞台は移り、8年後の1980年6月
脚本家となったリチャードの部屋には、彼の大好きな
「ラフマニノフ・ラプソディー」のレコードが流れている。
仕事にも私生活にも行き詰まっていた彼は車で旅に出た。
ドライブの途中で通りかかったグランド・ホテルに彼は宿泊することに。

グランド・ホテルの歴史資料室にふと足を止めたリチャードは、
自分の背中に熱い視線を感じる。
振り返ると、そこには若く美しい女性のポートレイトが。
彼女は、1912年にグランド・ホテルの劇場で公演をしたことのある
女優のエリーズ・マッケナであることをホテルの老ボーイのアーサーから聞く。



遠い昔の存在である彼女のことが気になり、眠れぬ夜を過ごしたリチャードは、
翌日図書館で資料を調べるうち、驚くべき事実を発見する。
8年前、彼に懐中時計を渡した老女こそ晩年のエリーズ・マッケナだったのだ!
エリーズ・マッケナの資料を保管しているロバーツ女史を訪ねたリチャードは
そこでまたしても、思いがけない事実を発見する。

彼女はリチャードに懐中時計を渡した夜、グランド・ホテルで亡くなっていた事。
愛読書がリチャードの哲学の先生による著書「時の流れを超えて」である事。
そして、グランド・ホテルを模った彼女特注のオルゴールが奏でる曲は、
リチャードの大好きな「ラフマニノフ・ラプソディー」!
こんなにも、偶然が重なるものか?いや、これは偶然ではない!
ようやく彼はエリーズの「帰ってきてね」の意味を悟る。

リチャードは著書の先生に会い時間旅行に関する可能性と体験談を聞いた。
そこで自己催眠によるタイムトラベルには、「物」の同時代化と
現在を完全に断ち切る「精神」が必要であることを教えられる。
但し、体力的にはかなり負担がかかるようではあるが・・・。

しかしリチャードにはためらう理由などなかった。 
1912年の髪型とスーツ姿の彼のポケットには当時のコインが。
彼は自己催眠による1912年6月27日へのタイムトラベルを試みるがうまくいかない。
タイムトラベルに確信の持てない心が乱れるのか?
しかし自分が過去に行ったという、ある「確証」をホテルの屋根裏部屋で見つけた彼は
成功を信じて自己催眠に入った。もはや疑いはない!
タイムトラベルは可能だ!
そしてついに・・・・・!?
リチャードの時空を越えたエリーズへの想いは・・・・・。


そして二人にはどのような結末が・・・・・。



1980年アメリカ作品(1981年日本公開)



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