キャスパー ハワイといえば、海と空そして過ごしやすい気候、日本人にとっては安心してバカンスを過ごすのに最適なところです。そんなところで心を休め、好きな音楽を聴いたり、楽しいイベントに参加する。誰もが思い描く理想的な過ごし方を私も求めていました。 それはとても勇気の要る決断でした...わたしにとっては恐いことでもあったのです。 去年のハワイツアーのビデオを見て高橋くんにとっては、遊びではなく、気使いの多い時間になるということ。とてもかわいそうに見えたのです。一年前、ハワイツアーかぁ..行ってみたいな。とつぶやいた私に最愛の母の一言、「500人もの高橋君を思う人たちに囲まれて、あなたはうれしいと思うの?」なかなかいい質問をするネ...確かに...その点に関しては、いかがなものかと、内心思っていたので、後ろ髪を引かれる思いで断念した暗い過去があったのでした。それともうひとつ... ただ、私は心がとても疲れていたこととこれからを思うと、そうだ、こんな時こそ思い切って旅に出よう...そしてひとりのファンとして、高橋克典ファンクラブ イカロスハワイツアーに参加しました。 9月15日発と16日発に別れ、日本中から約600名の高橋君のファンがハワイに集った訳です。これはすごい事でした。あいにく当日(私は16日発)は早朝に日本に上陸した台風の影響で、集合に遅れる人は多く、成田エキスプレスの2時間以上の遅れで、飛行機に間に合わない人が5人いたそうです。とてもかわいそうです。(飛行機って結構残酷なんですね。私は、みんな遅れてるんだし大丈夫だと思っててぎりぎりセイフで冷やりとしました。)でもね、一日遅れできた人3人いたのよ。すごく偉いです。大変でしたね。飛行機とんだって聞いたときはきっとショックだったと思うな。お疲れさまです。 飛行機の中はびっしりと幕の内弁当のようにいろんなタイプの女性の方々が座っていました。(はなやかですう)高橋君のクイズ28問を書き込み、機内食を済ませ、映画を楽しみ、トイレに立ちました。海外旅行は飛行機も楽しみの一つですが、ちょっと狭くて疲れますよね。ついでにお化粧しといたほうがいいかなと済ませて出てみると10人くらい並んでて「すみません」と顔を上げた瞬間、私の目に入ったものは席についてる人全員が、メイクタイムだったのです。んん、力はいってる。みんなもうわくわくドキドキしながら、ハワイに入ります。そして、アウトレットでショッピング(買い物どころではないはず)、到着してホテルに着くとすぐに高橋君本人からのレイサービスがあるのです。ランチの席に着くと、真っ黒に焼けたサーファーのような高橋くんの登場。「木村拓哉です。」と彼のテンションも高く、リラックスしているようです。ツアーの挨拶を終え、20人くらいずつの集合写真を撮ります。この日はこれで終わり...夜はフリーです。コンサートを通して知り合ったファンの方たちと、色々と高橋克典情報を伺いながら夕食を取り、時差ぼけの体をベットに埋めました。 次の日は、デイナーパーテイがあったので、昼間はアラモアナショッピングセンターで買い物をして夜に備えました。(このツアーの席順ですが、すべてくじ引き二人一組なので、引く人の責任は重い)みなさんドレスアップをして、手にはカメラ、(望遠のすごい特別にいいやつ)を持って真剣な面持ちです。(でも、高橋君はカメラは好きじゃないらしい...話も聞かずに表面ばかりっていうのはいやな感じだものね)私は高橋君の声が大好きなので、この時がとても楽しみでした。ディナ−の後高橋君登場・ドラマ「ランデヴ−」の猛役のキャラクターで、2日後の水泳大会の予想屋になって、スタッフとのやり取りで日頃の姿も見せてくれました。自分自身の歌のみでなく、時間よとまれ、や寅さんの主題歌、などユニークな一面も見せる中、自らの思いやこれからのスタンス、人生観など、多くの出逢いを大事にしたいと語り、今まで大切に歌ってきた曲をハワイの夕凪に乗せて、10:00まで歌い続けてくれたのです。とってもよかったです。 部屋で、冷め遣らぬ思いをみんなで語り、夜は更けていきます。(やはりここまで来る人たちは思いが強い)皆の心−今頃どうしているのかしら...あこがれは夢の彼方に... (第2回へつづく) |
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