へなCHOCOレートのお気に入りシリーズ


歌舞伎座へGO!

中村 吉右衛門のファンページですが今月は 出ていないので別企画にて御免!


幸四郎、團十郎、玉三郎が揃い組みで演じる「金閣寺」はすごいよ。
おまけに左團次や宗十郎、田之助、彦三郎も出てきて、今月はそう、
「金閣寺」だね。たっぷり1時間半。これでひと幕見は1000円也!

祇園祭礼信仰記 「金閣寺」

配役


松永大膳/ 松本 幸四郎
雪姫/ 坂東 玉三郎
慶寿院尼 / 澤村 田之助
十河軍平 / 市川 左團次
狩野直信/ 澤村 宗十郎
此下東吉 / 市川 團十郎

あらすじ


幕が開くと春爛漫の金閣寺があらわれる。そこで天下を狙う大悪人の
松永大膳が、雪舟の孫であり狩野直信の妻でもある雪姫を離れに捕らえ、
夫の命と引き換えに自分の物になるようにと脅している。
また金閣寺の高楼(2階)には、大膳が暗殺した将軍足利義輝の母、
慶寿院も囚われの身となっている。織田の家来の此下東吉は計略で
大膳に取り入り、屋敷内に入り込み大膳の碁の相手となり、様子を
さぐっている。

見どころ


その1
大膳は井戸に投げ込んだ碁石入れを、「手をぬらすことなくとってみよ」
との無理難題をふっかける。東吉は、雨樋を使って庭の滝から井戸に水を
入れ、水面上昇によって碁石入れを見事に取り上げて見せる。この奇知の
妙味がなんとも言えない。それを碁盤に載せて大見得を切る團十郎を見る
と「うん彼が主役なんだな」と思い知らされる。

その2
大膳が刀を抜く度毎に、庭の滝には、刀に反射した光て映し出される"龍"
の姿が舞う。それこそは、雪姫の父親の持っていた名刀そのものである事を
雪姫は知り、大膳こそは父を殺して刀を奪った敵であることを知る。

その3
縛りあげられた雪姫は、桜の花びらを集めて鼠を描く。すると不思議にも
その鼠が抜け出て縄を食いちぎり雪姫は救われる。これが所謂「爪先鼠」。
その4
最後は、慶寿院と雪姫を救い出した東吉が、大膳と戦場での戦いを約束して
別れる、勧善懲悪ものであるにもかかわらず、この何とも華やいだ雰囲気で
幕がとじるあたり、グランドフイナーレは、まるでカーテンコール!?さすが
歌舞伎だ。

その5
どうみても幸四郎の大膳は"凄み""悪"というものが薄く、悪役に見えない
んだな。だから役者同志のコントラストがいまいち。

7月はすごいよ。
ついにでた
「早変わりと宙吊り」
その名も高き、ご存知「猿之助」の 「義経千本桜」だ。

それでは大向うの皆さん、ご一緒に


またまた歌舞伎座へGO!

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